今季からJ1に昇格し9位と健闘している京都サンガが、柏レイソルに競り勝ち1次リーグ突破を決めた。

曹貴裁監督は「チーム全員の力。これまで勝ちきれない試合が多かった中でチームを前進させる勝ち点3だった」と、昇格1年目でのプレーオフ進出に手ごたえを口にした。

前線からの激しい守備で、柏の後方からの攻撃の組み立てを寸断。相手はロングボール頼みになり、中盤のミスも目立った。

曹監督はリバプールのクロップ監督を尊敬しており、クロップ監督の書籍も読んでいる。

クロップ監督の「プレスはプレーメーカー以上」との言葉を挙げ、「相手コートでボールを奪えば必ずチャンスがつくれると。それを共有させていくんだと読んだ。僕もまさしくそうだと思う。チームとしてどれだけ相手がボールを持っている時に、圧力をかけられるかは大事にしている。チームが勝つために、そこを共有しながら自分のアイデアを出してくれれば個性も消えない。京都は世界中でも認知度は低いが、目指すものは大きく夢をもってやっていきたい」と話した。