12位アビスパ福岡の長谷部茂利監督(51)が19日、次節21日の3位横浜F・マリノスとの“ほこたて対決”へ向けて、勝利をもぎとる意欲を見せた。

ルヴァン杯1次リーグD組を2位通過し、一夜明けたこの日、練習後のオンライン取材に応対。次節ホーム横浜戦へ「力は相手が上だろうが、試合はどうなるか分からない観点で(選手に)チャレンジさせたい」と意気込んだ。

相手の印象については「タレントがいて、スピード感、技術の正確さがある。ボールの動かしが速い」といい、リーグ最多26得点の相手に対して「守らざるを得ない相手」と警戒感を強めた。

だが一方で、福岡はリーグ最少9失点と対照的で、「失点を抑え、複数得点できたらいい」とし、生命線の堅守カウンターの精度向上で対抗する。

18日ルヴァン杯は、直近リーグ戦からスタメンを7人変更した。だが、ターンオーバーでパワーを欠き、シュートはわずか3本。リーグ2戦を含む公式戦3試合連続無得点で、課題の決定力不足を露呈した。

長谷部監督が「攻撃のとこでもっと改善しないといけない」と話したルヴァン杯からの教訓を、昨季2戦2敗の難敵撃破に生かす。【菊川光一】