鹿島アントラーズのFW上田綺世(23)が20日、6月のブラジル戦など4試合に臨む日本代表のメンバーに選出された。

上田はクラブを通じ「W杯(ワールドカップ)本番へ向けた大切な準備の試合となりますが、これまで通りチームが勝つためにプレーするつもりです。鹿島アントラーズで常に心掛けているように、どんな状況でも勝利にフォーカスして戦いたいと思います」とコメントを発表した。

上田は代表発表後に、21日の浦和レッズ戦に向けオンライン取材に応じた。「僕は今、レッズ戦に集中しているので」と日本代表活動の話題は避けた。

チームは前節、コンサドーレ札幌戦で快勝したが、埼玉スタジアムではここ4年間、勝利から遠ざかっている。タイトル争いをする上で落とせない一戦に、上田は「連勝できたら勢いに乗れる。何としても勝ちたいと思います」と意欲を見せた。

今季は開幕戦のガンバ大阪戦など、ミドルシュートでの得点が目立つ。シュートレンジの広さは上田の武器の1つだ。

「シュートレンジが広いのはFWにとってかなりの武器。いろんなシュートを見せることで、相手に脅威を与えられるし、駆け引きの一環になる。ミドルは常に狙っています」

今回の日本代表には不動の1トップのFW大迫勇也が不在。まずは浦和戦でチームを勝たせるFWの役割を果たし、代表活動につなげていく。

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