北海道コンサドーレ札幌は敵地で神戸に1-4で敗れ、今季初の連敗を喫した。

0-1の後半14分、FWドウグラス・オリヴェイラ(27)の今季初得点で一時同点に追いついたが、1-4の同31分、FWガブリエル・シャビエル(28)が出場3分後にレッドカードを受けて退場。2試合連続の数的不利な状況となり、巻き返せなかった。ペトロビッチ監督(64)は「負けはしたが、(気温26.6度の)この気候のなかハードワークし、チャンスをつくっていた」と言葉を搾り出した。

セットプレーから3失点。指揮官は「なかなか同点、逆転するのは難しい」。過密日程による影響で練習はリカバリーメニューが中心で、セットプレーの練習ができていなかった。ただ、主将のMF宮沢裕樹(32)は「映像で全部確認している。マンツーマンなので局面のところで負けている。もったいない」と悔やむ。2戦連続4失点以上は12年以来の屈辱となった。

リーグ戦は中断期間に入り、ルヴァン杯プレーオフ(4、11日)と天皇杯2回戦(8日)が待つ。「守備はもう1度やるべきことを整理したい。しっかり修正しないと」と宮沢。7選手のケガ人の復帰を待ちつつ、2連敗からの再起を期す。【保坂果那】

○…FWオリヴェイラが今季初得点を挙げた。後半開始から投入されると、同14分。相手GKからのこぼれ球に反応し、右足シュート。右ポストに当たりながら、ゴールに吸い込まれた。一時同点となるゴールだった。左膝の負傷で1カ月以上離脱していたが、復帰3戦目。「ゴールに関してはうれしいけど、勝てなかったことは悔しい」と複雑な表情だった。

▽FW中島 今日の試合に自分が出て、勝って代表に行きたかったが、それができなかったので、チームを離れるからにはしっかり結果を出して成長して帰って来る。