帝京長岡はFW狩野(かりの)健太(3年)がハットトリックの活躍を見せ、4強入り。前回大会の準決勝で敗れた開志学園JSCに6-0で大勝した。4月にオランダ1部の強豪、フェイエノールトの下部組織の練習に参加したMF広井蘭人(3年)が激しいマークに遭いながらも中盤で巧みにゲームをつくった。準決勝は4日に行われる。
◇ ◇ ◇
帝京長岡は“ラッキーボーイ”狩野が大勝に導いた。まずは前半25分。ゴール中央で縦パスを受けると素早いターンで相手をかわし、左足で先制ゴール。その2分後にはMF原の左CKを頭で合わせて2点目をゲットする。2-0で折り返すと、後半8分には再び左足を振り抜き、早くもハットトリックを決めた。「FWでコンビを組んだ土門(遥斗)が起点になってくれたのでフィニッシュに専念できた。3点はチームメートのおかげ」と笑顔を見せた。
春先に負った左足第5中足骨骨折から復帰したばかりの狩野は、今大会が公式戦デビュー。初戦の3回戦・新潟青陵戦(5月29日、13-0)で4得点を奪うと、4回戦・長岡戦(同31日、3-0)でも1得点。高校入学からここまでセカンドチームでプレーしてきたが3戦8発の爆発で新エース候補に躍り出た。谷口哲朗総監督は「スタッフから『絶対に点を取るから使ってくれ』と猛プッシュされた。(FWとして)一番大事な『点を取る』というところはいいね」と評価すれば、古沢徹監督も「今大会のラッキーボーイ。うまくはまってくれれば」と期待する。
狩野に乗せられたチームは前回大会の準決勝で敗れた開志学園JSCを圧倒。司令塔の広井は執拗(しつよう)なマークに遭いながらも攻撃をけん引した。存在感を示した広井は「インターハイ出場は絶対。気を抜かずに勝ち取りたい」。トップチーム定着を狙う狩野は4試合連続ゴールも懸かる準決勝・北越戦に向けて「FWとしてゴールを奪い、勝利に貢献したい」と気合を入れ直した。【小林忠】



