セレッソ大阪小菊昭雄監督(46)は10日、オンライン取材に応じた。

11日にルヴァン杯プレーオフステージ、湘南ベルマーレとの第2戦が控える。ホームでの第1戦を1-0で制し、今度はアウェー戦。ベスト8進出に王手をかけており、公式戦5連勝中の勢いもある。

指揮官は「(湘南戦は)試合の時間が進むに連れて、いろんなプランを持っておかないといけないが、まずは開始から点を取りに行く、勝ちに行く姿勢が大事。先制点を取れれば、我々の優位性が増してくる」と、決して受け身にはならない姿勢を強調した。

前日9日には元日本代表MF乾貴士(34)の契約解除が発表された。

小菊監督は、J1リーグでは現在5位と奮闘する選手らに、改めて「公式戦5連勝ができているのは、日々の練習がすばらしい雰囲気の中で積み重ねができているからで、選手への感謝を伝えた。(今後も)チーム力、個の力を上げていく、そこに尽きる」とコメント。乾への直接的な言及はなかったものの、ピッチ内に集中し、今後もチームを指揮していく決意をにじませた。

取材に応じたDF山中亮輔(29)も「経験のある選手がセンターラインに多いので、そのリーダーシップはチームとして大きい」と主将MF清武らの存在感を挙げた上で、「前に特長のある選手も多く、誰が出るかで戦い方も変わり、監督からしっかり、ゲームプランが出されるので、みんなで表現できているのが大きい」などと、現在のチーム力に自信を持っていた。