J3のヴァンラーレ八戸は13日、新監督に志垣良氏(42)が就任すると発表した。19日の長野パルセイロ戦(長野Uスタジアム)から指揮を執る。
同時に、葛野昌宏監督(46)の退任も発表。ここまでJ3で18チーム中17位、11試合を終え勝ち点7(2勝1分け8敗)からの巻き返しを、新監督の手腕に託す。
志垣新監督はクラブを通じ、「私自身、成功からのさまざまな学びもありましたが、一方で、失敗や挫折も体験し、そこから多くの学びもありました。その全ての経験の中から学んだ事を全身全霊でこのチームに注いでいきたいと思います。選手、スタッフと共に八戸の地を熱く盛り上げ、失敗を恐れずに威風堂々とアグレッシブに戦えるチームにしていきたいと考えています。ヴァンラーレ八戸のファン、サポーター、スポンサーの方々、チームに関わる全ての皆様と多くの歓喜を共にできるのを楽しみにしています」と意気込みを語っている。
志垣新監督は、東福岡高出身。プロ選手の経験はないが、英国で指導者としてのキャリアをスタートさせ、06、07年にはJ1名古屋グランパスのフェルフォーセン監督のもとで、コーチ兼通訳を務めた。当時、名古屋には後に日本代表で主力となる川島永嗣、本田圭佑、吉田麻也らが在籍していた。
その後、ジェフユナイテッド千葉、ガイナーレ鳥取でコーチを務めた。
また、ジュビロ磐田でユースコーチ、シンガポールのU-16代表チームの監督、京都サンガのU-18監督など、育成年代も指導してきた。
22年は手倉森誠監督が率い、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で決勝トーナメント進出を決めたタイの強豪パトゥム・ユナイテッドでコーチも務めていた。