清水エスパルスの日本代表GK権田が今季初の完封勝利に貢献した。前半38分、相手のクロスを権田がはじき返すと、自陣からパスをつなぎ、最後はMF西沢が右足ミドルで先制点。守護神のパンチングがカウンターの起点になった。

押し込まれる展開が続いた後半は最後方から声を張り上げてチームを鼓舞。今季計11失点していた後半30分以降の「鬼門」の時間を守り切った。順位は最下位から17位に浮上したが、リカルド監督は「状況が変わったわけではない。チームとしてさらにハードワークをしていきたい」と引き締めた。