セレッソ大阪はJ1リーグ中断期間明けの30日、本拠地ヨドコウで10位アビスパ福岡と対戦する。

今季残り12試合で現在5位につけ、首位横浜Fマリノスとは勝ち点10差、2位鹿島アントラーズに同5差、3位川崎フロンターレ(残り14試合)とは同2差。

C大阪は今節勝てば、暫定ながら3位に浮上できる可能性があり、逆転優勝への望みもつなぎたい。

29日にオンライン取材に応じた小菊昭雄監督(47)は、今後の公式戦5連戦について「タイトル」という言葉を使って、選手を鼓舞したという。

「ここからは全員で、本気でタイトルを取りにいくための5連戦になる。(J1で)目標の3位以内をつかみ、その先の高い目標をつかんでいけるような5連戦にしていきたい」

福岡戦を皮切りに、中2、3日が続く8月13日までの公式戦5試合は、ルヴァン杯準々決勝の2試合も含まれている。ここを乗り切れば、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を得られる、リーグ戦での3位以内も視野に入ってくる。

C大阪は5月下旬以降、公式戦10勝3分け1敗と絶好調で、ルヴァン杯だけでなく、天皇杯も準々決勝に進出している。

「今は福岡のことしか考えておらず、全員で勝利に向かっていく」という小菊監督は「誰が出ても、攻守の規律をまっとうしてくれる。チーム戦術も、より精度が上がった」と説明。強化が進んだ2週間の中断期間を振り返り、さらなる飛躍を誓った。