鹿島アントラーズのブラジル人MFアルトゥール・カイキ(30)が4日、サンフレッチェ広島戦(6日、カシマスタジアム)を前にオンライン取材に応じ、得意のヘディングシュートでチームに貢献する姿勢を示した。

鹿島は現在、4試合勝利なし(1敗3分け)。順位こそ2位だが、前節は首位の横浜F・マリノスに敗れ、勝ち点差が8に開いた。カイキは「勝利から遠ざかっている。1人1人が反省をしてもっとできること、やるべきことを精査して取り組んだ」と切り替えていることを明かし「特に相手のボックス前で慌てないことも大事。それは以前にできていたこと。あとは結果を出すことを目指して頑張りたい」と話した。

身長174センチと決して長身ではないが、高い打点のヘディングシュートを決め、チームの勝利に貢献してきた。今季6得点のうち、4得点が頭だ。「自分では、落下地点の読みが優れているかなと思っている」と自負する。最近はマークは厳しくなっているというが「僕自身も引き続き、ヘディングで貢献できればと思っている」と、得点へ意欲を見せる。

前半戦は敵地で広島に完敗している。それだけに「ホームで自分たちが主導権を握って、試合をコントロールできれば。相手に対する敬意はあるが、ホームでは自分たちの強い気持ちを示しながらやりたい」とリベンジを誓った。