ガンバ大阪片野坂知宏監督(51)は13日、オンラインで取材に応じ、9日に新たに就任した前J2V・ファーレン長崎監督の松田浩コーチ(61)について「これはクラブ側の提案です。クラブ主導でそういう形になりました」と、その経緯を説明した。

G大阪はJ1リーグで16位(7日終了時)と低迷しており、クラブ側と話し合いを重ねてきた。片野坂監督は「僕自身もクラブの思いだとか、松田さんの関係だとか、いろんなものを含めた中で了承したこと」と、あくまで自身で納得した上でのコーチ編成になったという。

「そこは一緒に、松田さんの経験値や知識は、素晴らしいものがあるので、G大阪の中で発揮してもらいたいし、私のサポートもしてもらいたい」

ヴィッセル神戸やアビスパ福岡などでも監督経験がある松田コーチは、現役時代はサンフレッチェ広島でセンターバックを務めた。片野坂監督は当時、広島の左サイドバックで2人は先輩と後輩の関係だった。

14日の15位清水エスパルスとの対戦は、G大阪にとっては残留を争う直接対決になる。鹿島アントラーズから新加入のMFファンアラーノのデビューにも期待がかかる。

就任1年目で苦戦を強いられる片野坂監督は「ホームで勝たないといけない、重要な一戦は選手も私も分かっている。重圧をはねのけて、試合に集中してくれるかが大事。選手層が厚みを増している状況なので、勝つ試合をやっていきたい」と、6試合ぶりの勝利を誓った。

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