公式戦3連敗中で正念場を迎えたセレッソ大阪小菊昭雄監督(47)が9日、富士山の登山に例えて「チームは8合目」と表現した。

10日のサガン鳥栖とのJ1リーグ戦(ヨドコウ)に向けたオンライン取材に応じたもので、指揮官は「(シーズン終盤を迎えて)富士山の登山でいえば、我々は8合目ぐらいまでは来たと思う。3、4合目で苦しんでいた時期もあったし、私も経験した」と、連勝ができない3、4月を振り返った。

だが、5月下旬からは公式戦12勝5分け1敗の快進撃があった。この3連敗、特に直近2試合は1点リードで迎えた後半終了間際の連続失点で、同じような逆転負け。

7日天皇杯準々決勝サンフレッチェ広島戦の痛恨の敗戦に対し、「ショックは大きかった」と本心を明かした指揮官だが「選手、スタッフの頑張りで、順調に8合目までは登ってきて、あと9、10合目。ここを登ればタイトルがある」と気を取り直した。

ルヴァン杯は準決勝まで進んでおり、モチベーションは高い。残り8試合のリーグ戦は現在の6位から、わずかな可能性の逆転優勝はもちろん、目標だった3位以内を目指す。

鳥栖戦のポイントは、天皇杯広島戦でベンチ外だったMF上門知樹になりそうだ。前線でゴールはもちろん、激しいプレスをかけられる上門は、失点を防ぐ意味でも必要な戦力。コンディションさえ整えば、間違いなくメンバー入りする。

小菊監督は「(この連敗は)決してネガティブには私自身、思っていない。登り詰めるための作業を全員でしていく。しっかり(細部を)詰められた時、初めて頂上が見えてくる」と明言。2連敗中のリーグ戦は今後、アウェーが5試合も控えるため、本拠地で鳥栖を破って再び快進撃の第1歩としたい。