サガン鳥栖は鹿島アントラーズと引き分け、7位をキープした。

前半34分、スローインからチャンスを作り、MF福田晃斗(30)の縦パスを受けたFW宮代大聖(22)が相手DFをかわして先制。だが、後半14分に追いつかれ逃げきれなかった。

前回対戦は3点リードから後半ロスタイムに逆転されたが、終了間際に追いついてドロー。2戦連続ドローでリベンジは果たせなかったが、川井健太監督(41)は「鹿島さんの圧力を感じたが、攻守の部分で成長を感じた」と、選手の奮闘をたたえた。

クラブ創設25周年記念マッチと銘打って行われた今節だった。選手は、97年創立当時の復刻ユニホームを着用した。

12年からJ1に定着している。ただ、順風満帆だったわけではない。高額年俸の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス獲得などで話題を呼んだ。だが一方で、クラブは19年度決算で20億円超の巨額赤字を計上するなど、存続危機に見舞われた。今年4月には4期連続赤字と、債務超過も発表された。

一昨年から2年連続でJリーグ唯一の財務是正措置が通達された脆弱(ぜいじゃく)な財務体質で、いまだ経営再建中でもある。さらには、昨季のパワハラ騒動による監督の契約解除騒動もあった。

人件費の大幅圧縮で、大卒ルーキー6人を含む大量20人が新たに加わるなどで、シーズン開幕前は降格候補との汚名も受けていた。

そんな中で現在7位と健闘している。川井監督は鳥栖の歴史を振り返り「地方クラブとして、自分たちらしさを前面に出してやっている。今年はいろんな意味で意義がある」とし、地方クラブの健闘に胸を張った。

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