J2横浜FCは24日、GKスベンド・ブローダーセンが精密検査を受け、脳振とうと診断されたと発表した。クラブによると現在は容体は安定しており、宿泊先ホテルで経過観察を行うという。

公式ツイッターにも、ブローダーセンの元気そうな写真が載せられた。

ブローダーセンは同日、行われたリーグ戦の第38節、アウェーでのV・ファーレン長崎戦にスタメン出場。1-0で迎えた前半終了間際に、右サイドからのクロスを処理しようと飛び出した際、長崎MF米田隼也と頭同士が接触。その場で、倒れ込んだ。

選手、スタッフが駆け寄り「ブロ!」と声を掛けたが、起き上がれず、緊迫した雰囲気が流れた。その後、スタジアム内に救急車が入り、病院へ搬送されていた。

前半はそのまま終了し、代わってGK六反がゴールマウスを守った。試合は2-0で勝利。ブローダーセンへ勝ち星を届けた。

四方田監督は試合後のインタビューで「ブロがああいう形で退場せざるを得なかった。ハーフタイムで『あいつのために、みんなで頑張ろう』と話していた。そういう意味では、彼のために結束できたと思いますし、結果的に勝ち点3を取れて良かった」とうなずいた。