最優秀選手賞は、J1リーグ優勝を飾った横浜FマリノスからDF岩田智輝(25)が初めて受賞した。

ベストイレブンも受賞した岩田は「本当にうれしく思う。横浜がなければ、この賞は受賞しなかった。すべての方々に感謝したい。プロキャリアをJ3(大分トリニータ)からスタートさせた僕が、まさか年間MVP(を獲得し)、リーグ優勝するとは思っていなかった。今でも夢のよう。頑張ってきてよかった。努力が報われたと思う。まだ僕のサッカー人生は続きます。この賞をより、価値あるものにするために日々、精進していきたい」などとスピーチした。

さらに両親へは「サッカーを始めた時から、一番応援してくれている存在です。まだまだ恩返しをするつもりですが、この賞をいただき、少しは恩返しできたかもしれない。お父さん、お母さん、小さい時から、何不自由なく、サッカーをさせてくれてありがとう」と感謝した。

妻には「あなたなしではこの賞を受賞することはできません。本当に幸せ者です。僕がこの賞を受賞するということは、妻である、あなたもMVPです。おめでとう、そして、ありがとう」と、心のこもった言葉を口にした。

大分から移籍して2年目の今季、岩田は32試合2得点と文句なしの成績を残した。出場時間2715分は、横浜のフィールド選手の中では最長。センターバック、ボランチ、サイドバックと守備的な位置は、すべて高いレベルでこなした。

DFでの受賞は田中マルクス闘莉王(当時浦和)以来16年ぶり。横浜の選手の受賞は史上最多の5度目だ。チームの総失点35は名古屋と並んでリーグ最少。代名詞の攻撃力に負けない、固い守備力を構築した中心的な存在が岩田で、マスカット監督のサッカーを支えた。

【まとめ】MVPは横浜岩田智輝!DF16年ぶり選出 ベスト11横浜から5人/Jリーグアウォーズ