新潟レディース(L)はエースストライカーのFW道上彩花(28)が2得点の大爆発。アウェーで長野に2-0で快勝し、リーグ戦9試合目で今季初勝利を挙げた。道上は後半12分、MF上尾野辺めぐみ(36)の右CKを頭で合わせて今季自身初ゴールとなる先制点を決めると、同15分にはMF園田瑞貴(26)のラストパスに抜け出し追加点を奪った。守備陣も連係の取れた動きで今季初完封。リーグ後半戦での巻き返しに向けて弾みをつけた。
ゴールを決めるべき選手が決めてつかんだ今季初勝利だった。2得点の道上は「勝てたことが一番に得られたこと」とほっとした表情を見せ、村松大介監督(45)は「日々の練習の成果が出たし、技術、戦術以外のところ、勝ちたい意欲で長野さんを勝ることができた」と90分間タフに戦った選手たちをたたえた。
エースストライカーの今季初ゴールは後半12分。上尾野辺の右CKを下がりながらヘディングでねじ込んだ。「チャンスは来ると思っていた。いいボールで合わせるだけだった」。その3分後には園田瑞からの浮き球パスに反応すると深い切り返しで相手をかわし、右足シュートを左サイドネットに流し込んだ。「GKも触っていたが、気持ちで押し込んだ」。
前節5日のホーム三菱重工浦和戦(1-2)で相手と接触し頭部を強打。前半ロスタイムに負傷交代していた道上は長野戦前日の11日までは脳振とうからの復帰プログラムを段階的にこなし、先発出場にそなえた。コンディションに多少の不安を感じていたが「出るからには100%で」と覚悟を持ってピッチに立つと「いつも通り」のキープ力で攻撃をけん引。前半37分には個人技で抜け出し、右足でシュートを放った。得点にこそならなかったが、リズムに乗った。後半に2度、ネットを揺らし「一瞬の隙を突いていいプレーができた」と笑顔を見せた。
失点が続いていた守備も無失点に抑えた。村松監督は「見直す部分はあるが、終盤、危ないシーンも守り切れたことは良かった」と手応えを口にした。攻守がガッチリとかみ合い、勝ち点を4とした新潟は21日にアウェーで広島と対戦する。道上は「たった1勝しただけ。一喜一憂せず、みんなで次に向けていい準備をしたい」と連勝を誓った。



