女子サッカーWEリーグのアルビレックス新潟レディース(11位)は25日、ホームの五十公野公園陸上競技場で、ちふれASエルフェン埼玉(8位)と対戦する。2試合連続でセンターバックに入ると見られるMF山谷瑠香(28)は「うしろからボールの奪いどころを見極め、90分間しっかりと指示を出し続ける」と無失点勝利へ力を込める。

21日のアウェー広島戦は先制するが、1-2で逆転負けし、今季2勝目をつかみ損ねた。山谷は「相手に押し込まれて、最終ラインが下がってしまった」と反省。中3日とタイトな日程で、終盤にチーム全体の運動量が落ちることも予想されるが「1つのミスでやられる。常に状況に応じたプレーの選択ができるように声をかけ合いたい」と話した。

今節は広島戦の前半に負傷し、脳振とうの診断を受けたFW道上彩花(28)の欠場が濃厚。貴重な得点源を失うが、攻撃ではセットプレーのターゲットにもなる山谷は「チャンスが来たら逃さない。攻守で勝利に貢献したい」と闘志を口にした。【小林忠】