セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(34)が25日、29日のサンフレッチェ広島戦(ヨドコウ)について平常心を強調した。

7位C大阪にとって5位広島との上位対決は、今後の優勝戦線に絡めるか否かのカギを握る大一番。

香川がベルギー1部シントトロイデンに在籍した昨年、C大阪は1-2で逆転負けを喫したルヴァン杯決勝を含め、広島に公式戦4戦全敗を喫し、最も嫌な相手になる。

香川は「(ルヴァン杯決勝は)結果しか見ていない」と前置きし、「準備していつも通りやるだけ。(チーム内にリベンジなどの)いろんな感情があるのは分かるが、僕は別に、そこまで…次の試合もしっかりやるだけ」と、平常心で臨むことを強調。

それより「もっと(プレーの)質を上げないといけないし、この前の試合(1-0で勝利した23日の柏戦)もそうだし、もっと2点目を取れるチームにならないと。1-0で勝てるに越したことはないが、内容を含めて上げていかないといけない」と、自分たち自身に向き合う姿勢を示した。

開幕からここまで全9試合に出場中の香川は、現在4試合連続フル出場中で攻守ともに好調を維持。この日は主力組のメンバーと室内で調整した後、フィールド選手としては1人だけ、屋外での控え組の練習を見学した。

香川にとって広島戦は、J1リーグでの対戦は初めてとなり、過去にJ2で対戦した08年は1ゴールしたものの3戦全敗に終わっている。