3試合連続で引き分けていた名古屋グランパスが、4試合ぶりとなる今季6勝目を挙げた。首位神戸に並ぶ勝ち点23とし、暫定2位に浮上した。

ホームで勝つのは2月25日京都戦以来で、その後は4試合連続ドローだった。

決勝点を奪ったのは主将MF稲垣祥(31)だった。後半22分、DF藤井の右クロスがFWユンカーにつながり、混戦となったところで稲垣が右足で決めた。

殊勲の主将は「ここ数試合、ホームで勝ててなかったので(サポーターに)勝利を届けたい思いだけだった。ここからホームで勝ち星を重ねたい」と喜んだ上で、得点場面は「あそこは僕の持ち味」と、泥くさい今季2点目を振り返った。

無失点も5試合ぶりとなり、稲垣は「前線の選手も守備に貢献してくれた。このまま、勝ち続けて(首位神戸に)重圧をかけたい」と意気込んだ。

名古屋は通算6勝5分け1敗で最近9戦負けなし。引き分けも多いが、粘り強く優勝争いに絡んでいる。