藤枝MYFCイレブンの肩に冷たい雨が降り注いだ。3戦ぶりの勝利を狙った敵地で逆転負け。今季2度目の連敗を喫した。須藤大輔監督(46)は「2-0が一番怖い。なりふり構わず、少しオープンな形で前線に運んできた相手に起点を作られて失点してしまった」と厳しい表情で振り返った。

前半2分、前線からの積極的な守備でGKのキックミスを誘発。こぼれ球をMF岩渕良太(33)が、右足で流し込んだ。3戦ぶりの先発起用に応えるJ2初得点で貴重な先制点をもたらすと、同43分にはエースが続いた。GKからボールを奪ったFW渡辺りょう(26)が倒され、PKを獲得。自ら右隅に決め、今季10点目の大台に乗せた。

持ち味のハイプレスを存分に発揮して前半で2点を先行。さらに、渡辺が得点を記録した試合は昨季から9連勝中と勝ち点3を“確実”にしたはずだった。しかし、終盤にまさかの3失点。全勝神話は崩れた。

13日の次節は、清水と対戦。指揮官は「まず、我々のビジョンをもう1度確認すること。守りきるのではなく、ボールを保持しながら相手を押し込む。速攻を受けないポジション取りも精査して、しっかり準備をしていきたい」と顔を上げた。連敗阻止へ仕切り直す。

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