ベガルタ仙台が今季初の2連勝を飾った。アウェーでロアッソ熊本に1-0で勝利。

熊本生まれでサガン鳥栖から期限付き移籍中のMF相良竜之介(20)が、得意のミドルシュートで決勝ゴールを挙げた。チームは通算成績を6勝5分け5敗とし、11位に浮上。直近5試合で3得点のヒーローは「今日は家族が見に来ていた。まずは家族にゴールを届けられたのは、なかなか会えない分、こうやって見せられたのはすごい良かった」と力を込めた。

好調の相良が強烈な一撃をかました。0-0の後半2分、DF菅田真啓(25)がボール奪取してカウンター。FW山田寛人(23)を経由してドリブルで持ち上がった相良が、ペナルティーエリア外から迷わず右足を振り、ゴール左に先制弾を突き刺した。「シュートまでうまくかわしながら運べた。シュートも力が乗ってくれて、いいところに飛んでくれて、すごくうれしい」と振り返った。

この日の試合会場となったえがお健康スタジアムでは、鳥栖時代の昨年6月22日、天皇杯3回戦・熊本戦(3○2)でも得点。所属チームは変わったが、再び自らのゴールで勝利に貢献した。

仙台にとって熊本は「お得意様」だ。過去6勝2分けと無敗を誇っており、相性の良さを示した。前節13日の「みちのくダービー」モンテディオ山形戦(2○1)から中3日かつ九州遠征という厳しい条件だったが、同じスタメンで勝ち点3を獲得。「僕たちは絶対に上に行けるメンバーがそろっている。絶対にJ1昇格というところで、ここから乗っていけるように全員でやっていきたい」。J1昇格プレーオフ圏内の6位とは勝ち点3差。次戦21日のアウェー大宮戦では、今季初の3連勝を目指す。

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