ここまでリーグ戦5連敗中だった最下位ガンバ大阪が新潟に競り勝ち、4月9日の川崎F戦以来となる8試合ぶり、今季2勝目を挙げた。最下位のままだが通算2勝4分け9敗、勝ち点は10に伸ばした。

アウェーの白星は今季8戦目で初めてで、J1通算アウェー200勝目(74分け229敗)。

試合は前半2分、MF倉田秋(34)が右足で今季初得点となる先制ゴール。背番号10の得点は約1年7カ月ぶり。

前半44分にはMFファン・アラーノ(26)が今季3点目となる追加点。

いずれも自陣から長めのパスで展開させ、FWジェバリ(31)を経由して好機をつくった。

1点差に迫られた後半11分には、ワンツーからDF黒川圭介(26)の今季初ゴールで再び突き放した。

後半は新潟に決定機をつくられ、強烈なシュートを浴びたものの、GK東口順昭(37)が古巣相手に好セーブを連発。攻守がかみあって勝利をつかんだ。

スペイン人のダニエル・ポヤトス監督(44)が就任した今季のG大阪は、ボールを保持して攻め抜くスタイルを目指したものの、結果が出なかった。ルヴァン杯を含めた公式戦はここまで6連敗中で、9戦未勝利(1分け8敗)だった。

ここ数試合はこの日のように、自陣からロングパスも多用し、現実的な戦法も取り入れて未勝利のトンネルから抜けだした。