北海道コンサドーレ札幌は天皇杯初戦となるJ3・SC相模原戦(7日、札幌厚別)に向けて6日、札幌・宮の沢で前日練習を行った。

試合に飢えるFW中島大嘉(20)が活躍を誓う。4月29日リーグ戦横浜FC戦以来の公式戦出場の機会を待つ。「チームとしてタイトルを取るってところに向かっていくために、絶対勝たないといけない試合。そういう意味では楽しみ」と気合を入れた。

プロ1年目の21年6月9日の天皇杯2回戦ソニー仙台戦でハットトリックを達成した。高卒ルーキーがインパクトを残した試合だったが、「ゴール以外は全然良くなかった」と振り返る。昨年はU-21日本代表としてU-23アジア杯出場のためウズベキスタン遠征中で2回戦は欠場。3回戦は優勝したJ2甲府戦に帰国翌日で強行出場したが、逆転負けで敗退した。試合翌日の8日に21歳の誕生日を迎えるプロ3年目は、「二十歳としての有終の美を飾りたい。いい1年だったと満足できるゴールを決めたい」と意気込む。

5月、筋トレ中に背中を痛めて一時離脱も回復。「体のコンディションは上がってきている。気負わずリラックスして頭を整理してやれば、いいプレーができると思う」と闘志を燃やしていた。【保坂果那】