昨年度の全国高校選手権で神村学園(鹿児島)をベスト4に導いた、セレッソ大阪の新人MF大迫塁(18)が、けがからの完全復活をアピールした。

JFLのFCマルヤス岡崎との練習試合に、主にボランチでフル出場。6月に右膝の負傷で約1カ月も戦列を離れたが、ここにきて復調。この日は前線へ多彩なパスを供給し、自身もゴール前に果敢に進入した。世代屈指の左利きのゲームメーカーが、プロで覚醒しようとしている。

「(けがから復帰後は)見える世界が広がった。けがの間にいろんなプレーを見て、もっとボールを蹴る前の動きが大事だなと思った。そういったことを意識しだしたら、どんどんよくなってきたし、紅白戦でもキーパス(シュートにつながるパス)とか、チャンスメークもすごく増えてきた」

プロ1年目の今季は、ルヴァン杯と天皇杯ではデビューを飾ったが、リーグ戦ではベンチ入りもない。選手層が厚く、本職以外に左サイドバックも経験している。

今夏は全国高校野球選手権に出場した母校・神村学園の応援のため、初めて甲子園球場まで足を運んだ。21日の準決勝・仙台育英(宮城)戦は、アルプス席から高校野球に興味があったというC大阪のMF上門知樹(26)やFW北野颯太(19)と一緒に声援を送った。

「(高校サッカーとは)規模が違いますよね。高校選手権もすごいけど、全体が注目しているので」と、メディアの扱いや観客の多さなどに驚いた様子で、自身の刺激にしたようだ。

C大阪で今季残るはリーグ戦の9試合のみ。体重も高校から4、5キロアップして現在73キロという大迫は「今は練習試合で経験を積んで、やれることを増やして、チャンスが来た時にかちっとつかみたい」と、飛躍を誓っていた。