柏レイソルが、エースFW細谷真大(22)の1得点1アシストなどでJ2のロアッソ熊本に快勝し、11大会ぶりの優勝に王手をかけた。

今季、清水エスパルスから加入したDF立田悠悟(25)がDF古賀太陽とセンターバックでコンビを組み、無失点で役割を全うした。

リーグ戦では残留争いの渦中にいる。今夏、浦和レッズからが加入。開幕から先発に定着していた立田だったが、犬飼の加入でベンチを温める時間が長くなった。

犬飼が先発に定着した8月からは、リーグ戦は4勝3分け1敗と好調だった。だが、犬飼は浦和で天皇杯に出場していたため、規定により、柏のユニホームを来て天皇杯には出場できない。天皇杯準決勝の大事な試合で、立田に先発の機会が回ってきた。

立田は「自分主導でなく、チームのいい流れに乗っかれるように意識した。良くも悪くも落ち着けた」と振り返った。

犬飼の出場でチームが上向きだっただけに、プレッシャーもあった。だが「自分が出ていた時も勝っていたし、負ける時は負けるという感覚だった。(犬飼が出ていたらと)言われないようにしようというのは多少はありましたが、結果で示せた」と胸をなで下ろした。

鹿島アントラーズ、浦和で豊富な経験を持つ犬飼からは、日々の練習から学ぶことも多いという。「壁が高いので。自分にとってはすごくよくて、全部、謙虚に捉えられる」。特に、犬飼の一喜一憂しない立ち居振る舞いを手本にしていると明かし「良くても悪くても、どっしりして、俺がいるから大丈夫、と外から見ても感じる。波がない選手が一番、重宝される。自分も早くそうなれるように、吸収してやれるといいと思っています」と話す。

競争の中で、「1歩引いて、自分が見られるようになった。サッカーを楽しむという根本はできています」と前向きだ。

決勝の舞台にたどり着き「すごいですよね」と笑顔を見せ「優勝して、写真撮影ではトロフィーの横に立てるようにしたいと思います」。決勝でも、安定した守備でチームを11大会ぶりの優勝に導く。