昌平が浦和南を2-0で下し、2年連続6度目の全国切符を獲得した。
序盤から主導権を握り、相手陣内で試合を進めると、前半28分に先制点が生まれた。
DF田中瞭生(3年)が右サイドからドリブルで持ち込み、相手選手をかわしてカットイン。左足シュートを放つと、ボールは相手選手の足先に当たって大きく角度が変わる。これには浦和南GK金悠聖も反応できず、ボールはニアポストをたたいてからゴールインした。
この1点で落ち着きが出ると、トップ下の土谷飛雅(3年)とボランチの長準喜(3年)大谷湊斗(2年)にボールを集め、サイドを使った攻撃で攻め立てた。
守っても浦和南の縦パスを主体とした速い攻撃に対し、センターバックの佐怒賀大門(3年)主将を中心に鋭い出足で自由にやらせない。相手のゴール前へのロングボールには、188センチで手足の長いGK佐々木智太郎(2年)が安定したキャッチで空中戦を制圧した。
そして待望の追加点が後半32分に生まれた。左サイドから再三、得意のドリブルで好機を作っていたMF三浦悠代(2年)が、ペナルティーエリアへ持ち込み右足で対角へ巻き気味のキックでゴールを奪った。
浦和南の終盤の反撃にも冷静に対応し、このまま2-0で完封勝ち。あらためて昌平強しを印象付けた。
指揮を執った村松明人監督代行は「堅い試合の中で、バックラインとキーパーが崩れなかったというのは(勝因の)1つかなと思います」。被シュートはわずか2本、与えたCKもわずか1本だった。意図するボールを握って相手陣内で試合を進めることを完遂。「中盤の3枚(土谷、長、大谷)はうちの強み」と強調した。
サイドアタッカーには、小柄ながらドリブルが持ち味のMF三浦に、MF西嶋大翔(3年)、1年生のMF山口豪太と駒が揃っており多彩。馬力のある1トップの小田晄平(3年)も含め、充実のメンバーが揃う。主将のDF佐怒賀は「日本一を目標に掲げている。その目標をみんなで共有して、練習の中から公式戦をイメージしてできている」と手応えは十分。本大会での活躍を誓っていた。



