全日本大学サッカー選手権が7日に首都圏で開幕する。前回大会準優勝の新潟医療福祉大(北信越代表)は、10日の2回戦で流通経大(関東第5代表)と札幌大(北海道第1代表)の勝者と対戦する。

6大会連続9度目出場のチームは前回大会の主力メンバーが多く残る。来季J3鳥取への加入が内定しているFW田中翔太(4年)は2大会連続得点王&北信越勢初の全国制覇に向け、決定力を発揮する。

 

ストライカーが学生最後の大会で大暴れを誓う。来季J3鳥取へ入団する田中はフィニッシュゾーンに顔を出す嗅覚とシュートスキルが武器。体の強さを生かしたポストプレーでも攻撃の起点となり、相手センターバックにダメージを与え続ける。前回大会は4得点で得点王を獲得。「昨年の数字を上回っての得点王を狙う。ゴールでチームに貢献する」と力を込める。

今夏の総理大臣杯では常葉大(東海地区第3代表)との2回戦(9-0)で4得点をマークしたが、順大(関東地区第4代表)との3回戦(0-1)では6バックの守備網に苦しみ、無得点に終わった。「堅い守備をどうやってこじ開けるかをチームとして取り組んできた。成果を出したい」。昨年まで2トップを組んだ1学年上のFW小森飛絢(23、J2千葉)は今季、J2で13得点を挙げ、得点ランク4位で日本人トップスコアラーとなった。「参考にしているし、すごい刺激を受けています」と言う。

チームには前回大会準Vの主力が多く残る。守備の要となるGK桃井玲とDF秋元琉星(ともに3年)のセンターラインは強固。DF神田悠成、DF森田慎吾(ともに4年)はフィードが光る。中盤はMF沼田航征主将(4年、J3沼津内定)とMF松本天夢(3年)が中央を動き回り、両翼からは坂岸寛大(J2いわき内定)と森英希(ともに4年)が仕掛ける。「飛び道具はないがコンビネーションは昨年より上。全員攻撃、全員守備。挑戦者として臨む」と決勝進出を見据える。

貪欲にゴールを重ね、自らの存在価値を示し続けてきた。今大会はJ内定者としてマークが厳しくなることが予想されるが「そこを上回っていかないとプロで通用しない。結果を残す」。強い気持ちを持ち、学生生活の集大成を優勝で飾る。【小林忠】