第32回全日本高校女子サッカー選手権が、30日に開幕(兵庫)する。5年連続15度目出場の常葉大橘(東海2位)は、初優勝を目標に全国の大舞台に挑む。悲願達成に向け、DF笠井寧々主将(3年)が最終ラインでチームを支える。

170センチの高さが光るCBで、昨年も主力として戦った。しかし、2回戦で藤枝順心に0-1で惜敗。自身の目の前で決勝点を決められた。「自分のカバーが遅れた結果。悔しさが残っている」と振り返る。雪辱の思いも胸に、今年は筋トレや体幹にも着手。進化した姿でピッチに立つ。

開幕に向けてチームは守備に重点を置いて練習。「攻守の切り替え」や「プレスの強度」を再確認した。笠井は「良い守備から良い攻撃がスタイル。指示だけでなく鼓舞する声も絶えず出して、セットプレーからは得点も狙っていきたい」とフル回転を誓った。

笠井は中学から常葉大橘でプレー。今大会が6年間の集大成となる。1回戦(30日)では、過去5度の優勝を誇る常盤木学園(東北1位、宮城)と顔を合わせる。初戦から強豪が相手となるが「名門校と戦える。楽しみ。勝てばチームも勢いに乗れる」と言った。まずは、頂点への足がかりとなる1勝を全力でつかみにいく。【前田和哉】