浦和レッズのヘグモ監督(64)が21日、J1のオープニングゲームとなるサンフレッチェ広島戦(23日、Eピース)に向けオンライン取材に臨み「浦和のサッカー」のコンセプトの体現を掲げた。

昨季はスコルジャ前監督の下、堅守を武器にアジア・チャンピオンズリーグ優勝を遂げリーグも4位で終えた。今季からノルウェー出身のヘグモ監督が就任。4-3-3の攻撃サッカーを掲げ、キャンプの練習試合でも攻撃力を発揮してきた。

初陣の広島戦を前に、指揮官は「非常に強度が高い熱のある試合になると思う。選手たちの球際の場面も多くなる」とし、勝利と同様、浦和のコンセプトをいかに表現できるかも重要だと強調。「アウェーゲームだが、我々が支配する時間をつくっていきたい。そういった時間が“浦和のサッカー”になる。裏を狙うダイレクトなプレーとボールを握るコンビネーションでの攻撃の組み合わせを見たいと思っている」と述べた。

日本に来て驚いたのはベンチ入りメンバーが18人だったこと。「私がスウェーデンで指揮していた当初は18人だったが、去る頃には20人になっていた。各ポジションに替えの選手が入れば、選手にとってもクラブにとってもいい状況。近い将来そうなることを臨んでいる」と要望した。【岩田千代巳】