東京ヴェルディが、今季J1最多の15試合目の無失点試合を記録した。
終盤は湘南の猛攻を浴びたが、チーム一体となったディフェンスでしのぎ切った。中でも持病の腰痛で試合の2日前には歩くこともままならなかったGKマテウス(32)が、いつもと変わらぬ体を張った守りでゴールマウスに仁王立ち。あらためて、存在感の大きさを示した。
マテウスは試合後、「キーパーだけの結果ではないと思いますし、守備の選手も前の選手含め、みんなが走って守備に貢献してくれたからの結果だと思う」と総力で勝ち取った1-0だったと強調した。
そして腰痛だ。2016年にブラジルで手術を受けるほどの大けがを負ったという。
「そこらへんがたまに悪さをして痛み出してくる中で、今回の痛みというのは普段と違う痛みだった。ちょっと心配だったんですけど、試合に間に合って良かった。よく2日前のあの状況からしっかりここまで回復に持ってきてくれたメディカルの先生はじめ、スタッフの人に感謝したいと思っています」
わずか48時間で状態は劇的に改善。守護神と化した男の活躍もあり、チームは勝ち点を39まで伸ばし、暫定ながら14位まで浮上。残り5試合でJ1残留は手の届くところまで近づいた。
そして本来なら欠場していたマテウスを出場に導いたチームスタッフこそ、陰のヒーローだった。



