G大阪は3日、霧島山系・新燃岳の噴火の影響で、17日から予定していた宮崎・綾町での2次合宿中止を決めた。担当者が現地を視察し、実施困難との見解を示した。この日、宮崎から帰阪した山本強化本部長は「(現地は)黄砂が舞っている感じ。国内の合宿が中止になることはあまり例がないかもな」と明かした。グアムでの1次合宿(6~15日)後は、大阪・万博練習場で調整を続ける。

 チームはこの日、本格的に始動したが、開幕に向け不安が出てくる恐れもある。3月1日には今季初戦となるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ・メルボルン戦(万博)が控える。実戦重視の宮崎合宿が中止になったことで、急きょ練習試合を組み直したが、主力組が出場できるのは実質3試合だけ。明神主将は「調整に問題が出ることはないと思う」としながらも「寝泊まりすることで結束が生まれる。コミュニケーションをとる時間が減るのは痛い」と話した。