G大阪のMF宇佐美貴史(18)が15日、オフ返上で再始動した。U-22(22歳以下)日本代表の中東遠征から帰国して中1日。今日16日までは休日の予定だったが、大阪・吹田の万博練習場で約1時間半、汗を流した。ボールは使わずに、ブローロ・フィジカルコーチとマンツーマンでトレーニング。「休みすぎちゃうと調子崩れちゃうので。(休みは)3日もいらんので」と淡々と話した。

 前日14日には、右膝を痛めたMF橋本が全治約6カ月と判明した。期待も高まる中で「けが人出たからじゃなくて、それは最初から思ってるんで」ときっぱり。7得点した昨季はベストヤングプレーヤー賞(新人王)に輝き、今季は背番号「11」へ昇格。主力の自覚を見せながら、飛び級で初参加したU-22代表でも手応えを感じた。「実力的には問題なくやれると思った。A代表は目標にしているけど、五輪もいい経験なんで」。日本代表ザッケローニ監督も熱視線を送る逸材は、休まずに走り続ける。【近間康隆】