韓国は後味の悪い敗戦で、3大会ぶりの決勝トーナメント進出が遠のいた。

2点を追う後半に、FWチョ・ギュソンの2発で同点。その後、1点を勝ち越されて迎えた同ロスタイムで自軍CK前に試合終了のホイッスルが鳴った。ラストプレーの機会が与えられず、猛抗議したパウロ・ベント監督はレッドカード。今大会初めて、退場処分を受けた監督となった。コスタコーチは「公正さに欠けたジャッジにより、このような結果に終わってしまった」と肩を落とした。

これで1敗1分となり、出場した11大会全てで「1次リーグ第2戦は勝利なし」という不名誉な記録も更新。W杯アジア勢最多となる7勝目を狙うも「ジンクス」に泣いた。試合後に涙を浮かべたFWソン・フンミンは「最後まで諦めずに準備する」と振り絞った。1次リーグ突破へは勝利が絶対条件の中、指揮官不在でポルトガルとの第3戦に臨む。