【ドーハ(カタール)29日】FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に出場している日本代表は12月1日(日本時間同2日)、1次リーグ最終戦でスペイン代表と対戦する。MF守田英正(スポルティング)がこの日の練習後に取材に応じ、同じボランチのMF遠藤航(シュツットガルト)の欠場が濃厚となっていることについて「あまり深く考えていない」と動揺はないとした。

遠藤は森保ジャパンの中核として、ボランチでチームを支えてきた。初戦のドイツ戦でも得意の守備面でデュエルに次々と勝利し、金星に大きく貢献した。ふたたび防戦が予想されるスペイン戦を前に遠藤が不在になるのは痛手だが、コンビを組んできた守田は「日本代表の強みになっていたと思う」と存在の大きさを口にしつつも、「(選手によって)個性も特徴もある。人によってはもっと攻撃的になるとか、考え方は違う」と、ネガティブになることはなかった。

スペインのパス回しの完成度の高さは認め、耐え忍ぶ展開も覚悟している。「相手が長く(ボールを)持っていると、自分たちが知らない間に間延びする。(ボールを)取れる距離にいると、捕まえに行きたくなってしまうこともある。ラインの高さはしっかり共有したい」と、ドイツ戦同様にコンパクトな陣形ですきを見せないことが1つのカギになるとした。