毎度のことだが、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(33=米MLS・DCユナイテッド)とコリーン夫人の離婚が回避されたもようだ。

昨夏、ルーニーの米移籍とともにワシントンDCに転居してきた一家。夫妻と男児4人の子供たちは仲良く暮らしていた…はずだった。

ところがルーニーは今月上旬、DCユナイテッドの仲間たちとフロリダ州クリアウオーターでパーティー。さらに途中から地元ウエートレスの女性と別のバーに移動して“2次会”を開催するなど約10時間も痛飲した。

英サン紙(電子版)によると、ルーニーは最終的に午前2時30分にその女性と別れて帰路に就き、男女の関係になるようなことはなかったという。ただこれまでも女性と2人で車に乗り込む姿を報じられたり、飲酒によってさまざまな問題を起こしてきた。フロリダ州での一件後、バレンタインデーの14日にはコリーン夫人の左手薬指から20万ポンド(約2900万円)もする結婚指輪がなくなっていた。

ところがコリーン夫人は考え直したようだ。夫人と彼女の両親、そして4人の子供たちは先ごろ、メキシコやケイマン諸島、ジャマイカなどを巡る豪華クルーズ旅行に出発。米国に戻ってきた夫人の手にはちゃんと指輪がつけられていた。

愛する4人の子供たちがいる以上、簡単には離婚できないのかもしれない。まあルーニーの行動に嫌気がさしたとしても“人間ATM”とでも思えば、これほど大金の入っているATMもなかなかない。サン紙も記事の中で「旅行から帰ってきた夫人は11個もの荷物を抱えていたが、ルーニー型のスーツケースはどこにもなかった」と、元イングランド代表FWを物にたとえて小ばかにしていた。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)