「ブンデスリーガで使われた公式球は、試合後どのように扱われるの?」という素朴な疑問に対し、大衆紙ビルトが回答している。

現役時代にシャルケで公式戦353試合に出場し、引退後の現在はサッカーキャンプ等の運営会社で社長を務めているインゴ・アンダーブリュッゲ氏によれば、「どのブンデスリーガの試合でも、ホーム側のチームが試合球を40個用意しなければならない。試合中に使用されなかったボール、または試合で使用されたものの状態が良いボールは、綺麗に磨かれてまた次のホームゲームでも使われる。そして、その他のボールは普段のトレーニング用のボールになる」という。

したがって、たいていは本拠開催の試合が2週間に1度の割合で行われるため、その都度新しいボールがトップチームの練習場に運ばれてくる。その場合、これまでトレーニングで利用されていた古いボールは捨てられるわけではなく、セカンドチームやU19、さらにU17など、下のカテゴリーへと引き継がれていくようだ。

ただしこれには例外もあり、その節のトップゲーム(※基本的に土曜18時半開催の試合)のような重要度が高い試合では、ドイツサッカー連盟(DFB)の現場担当者が「第◯節」という文字や、クラブのロゴをプリントした試合球を用意するらしく、試合後にもそれらをすべて持ち帰ってしまうという。