グループ首位で欧州CL決勝トーナメント進出を果たしたバイエルン・ミュンヘン。しかし彼らと16強で対戦する可能性があるのは、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ローマ、リヨン、アトレチコ・マドリード、そしてリバプールなど、厳しい相手ばかりだ。

そんな中、元ドイツ代表で現在サッカー解説を務めるディートマー・ハマン氏は「Sky」に寄稿するコラム内で、「私なら、ユルゲン・クロップが率いるチームとの対戦は一番最後がいい。もしBミュンヘンがベスト16でリバプールと対戦したら、(勝ち上がる)チャンスはかなり少ないだろう」と記している。

Bミュンヘンとリバプールの両クラブで現役生活を過ごしたハマン氏はさらに「リバプールがやってのけたことに対して、信じられないほど感銘を受けた。個人的には、Bミュンヘンはここ何年かで、初めて“本命”から外れたと考えている。レッズ(リバプールの愛称)はグループリーグでのアウェー戦すべてを落としていながら、決勝トーナメントに進むことができた。このような経験は、“特別な何か”を彼らに与える可能性がある」と続け、「(アヤックスと戦ったホーム&アウェーでの)180分間をトータルで見れば、才能溢れるチームがBミュンヘン相手に堂々とプレーしていた。Bミュンヘンがこれだけ試合をコントロールされたことは、最近の記憶にない。昨季の準決勝のレアル・マドリード戦のほうが、よっぽどいい試合をしていた」と、15歳の時から9年間過ごした古巣を痛烈に批判した。

サッカーファンが注目する欧州CL決勝トーナメント1回戦の抽選は、12月17日正午(日本時間17日20時)にスイスのニヨンで行われる。