ドイツ2部ザンクトパウリが、日本代表招集歴もあるFW宮市亮(22)の獲得に乗り出していることが17日、分かった。宮市はすでに同クラブのあるハンブルク入りしているという。代理人を交えた移籍交渉は大詰めとみられる。日本の快足ウイングの新天地は何とも珍しいドクロマークで世界的にも有名なクラブとなることが、決定的になった。

 これまでオランダ1部フェイエノールトやトウェンテ、プレミアのボルトンなど複数クラブへの期限付き移籍も経験。ただ、けがもあり、層の厚いアーセナルでは定位置をつかめず15-16年シーズンの保有選手から外れていた。欧州内で移籍先を探しており、15日に緊急渡欧していた。

 ◆ザンクトパウリ 1910年創立。ドイツ北西部ハンブルクが本拠地で、ハンブルガーSVとのダービーが有名。熱狂的なサポーターに後押しされ人気はドイツ屈指。本拠ミラントーア・スタジアム(約3万人収容)は欧州最大ともいわれる歓楽街レーパーバーンの脇にある。リーネン監督。