国際サッカー連盟(FIFA)は17日、翌18日のクラブW杯閉幕を控え、横浜市内で記者会見を行った。

 ジャンニ・インファンティーノ会長、田嶋幸三・日本サッカー協会会長、マルコ・ファンバステンFIFA技術部門チーフ、マッシモ・ブサッカFIFA審判部トップの4人が出席した。

 今大会の総括をはじめ、FIFA主催大会では初導入となったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)について言及した。決勝に進む快進撃を見せた開催国代表の鹿島について田嶋会長は「日本サッカーの歴史にとって大きなもの。全ての試合を見たが、大陸間の差はなくなってきたと感じた」と明るい表情で評価した。

 今大会でのビデオ判定は、準決勝で鹿島がPKを得た場面と、同じく準決勝でRマドリード(スペイン)のFWロナルドがゴールを決めた2つの場面で実際に試した。インファンティーノ会長は「レフェリーは(大会の)5日前に来日し、短い時間でシステムを学べた。正しい判断をするために初めてトライし、とても良い結果だった。試験段階なので検討しなければいけない部分はあるが、前向きに考えている。次のW杯では本格導入となればいいなと思う」などと話した。