FW久保裕也が決勝ゴールを挙げ、ヘントがシャルルロワを1-0で下し欧州CL予選圏の2位に浮上した。

 前半のヘントのシュートは久保が放った1本。第2戦のアンデルレヒト戦では決定機にシュートを上にふかし続けたが、この日はこの1度のチャンスをものにした。トップ下で先発し、同23分、1トップのFWクリバリーが相手と競ってこぼれたボールを拾って20メートルのドリブル突破。「ちょっとタッチがデカくなってしまって」一度ボールを失いかけたが、相手に当たったボールを拾い直してペナルティーエリア左へ進入。「枠に入れようという意識で打ちました。特に狙ってはいません。打てば何か起こるかなという感じ」と思いきって放った左足のシュートが、相手GKの逆を突いてニアサイドをぶち抜いた。相手GKが滑ったような感じもあり「少しラッキーでしたね」と言ったが、「でもゴールはゴールです」と胸を張った。久保のゴールは3月20日のメヘレン戦以来で今季6得点目。

 チームはGKカリニッチの攻守もあり、この久保のゴールを守りきって勝ち点3を獲得。勝ち点でクラブ・ブルージュと並び得失点差で2位浮上。首位アンデルレヒトとは6差。「今日の勝ちはデカイ」と喜んだ。ペーター・バレット・コーチは「3試合で勝ち点7。夢のようなスタートだ。だけど、あくまで我々の目標は3位(欧州L圏)。そのことに変わりはない」と気を引き締めた。