ドイツ1部マインツFW武藤嘉紀(24)が23日、シーズン全日程を終え、羽田空港に帰国した。

 今季は昨年9月末に右膝を痛めて長期離脱。19試合で5得点に終わり「苦しかったです。ケガに始まり、残留争い。チームもバラバラになったが、最後に救えたことは自信にもなった」と振り返った。13日のフランクフルト戦では勝ち越しゴールを決めて1部残留に貢献するなど、調子は上向きだ。

 日本代表には昨年10月のイラク戦前にケガで辞退して以降、招集されていない。「活躍できる自信とモチベーションはある。大爆発したい」と復帰を熱望。

 25日には6月13日のイラク戦に向けた代表発表が予定されているが「つかの間のオフなので、おいしい物を食べ歩いたり、釣りに行ったりしたい」。

 代表での活躍に備えて、体を休めながら朗報を待つ。英国から帰国した日本代表DF吉田麻也(28=サウサンプトン)とも羽田空港内で再会し「お互いの娘の話などをしました」と目尻を下げた。