-交代で入って、あんなにすんなりうまくいくとは。

 「いや、真ん中の3人がマジでうまいんで。そこは前半から見てても思いましたけど。右ききの3枚なんですけど、右に右に展開するだけでなく、左にもボールさばけたりとか。さばけるし、運べるし、つぶせる3人が真ん中にいてくれるんで、やっぱボールは動くし、前半から見てても、自分が入った時のイメージは、すごいやっぱりしやすかったですよね。真ん中の3枚を見ていると」

-チームメートの特徴は把握できつつある?

 「ほとんどですよね、はい。名前もほぼ覚えましたし。特徴も分かりましたし。でも本当に、真ん中の3枚じゃないですかね、今首位に立てているのは。(移籍から)1週間ですけど、そこは強く感じます」

-たった1週間では、宇佐美くん自身は、自分の特徴はまだ出せてない?

 「まぁちょくちょく出せてますけど、タッチ制限のある練習が多いんで、その中で早くボールを動かす練習が多かったりとか。まぁさっきも言いましたけど、クロスシュートの練習が多かったり。あとはすごい練習の質が高いので、メニューとか。だからやっていても、1日終わった時に『サッカーしたな』っていう感覚で終われるのはいいですよね。練習メニューって本当に大事なんだって思いましたね」

-アウクスブルクよりも?

 「いや、別にどっちが良くてどっちが悪いとかではなく。バイエルンの時から、コーチをしていた(デュッセルドルフ現コーチの)ペーター・ヘアマンの練習の質は高いと思っていたし。うちはコーチが練習して監督がそれを見るっていうスタンスだってのは監督から言われてましたし、バイエルンの時の印象とか、チームメートの日本人のジャスティンから聞いたりとか。練習の質がすごく高いぶん、コンディションも上がりやすいかなって思いますけど」

-前から知っていたコーチ。だから馴染みやすさもある?

 「とは思いますね。分かってくれていると思うし、最初2~3日たった時にいきなり個人面談をされて、活を入れられたりとか。まぁ(自分のことを)思ってくれているんだなっていうのはすごく感じましたし。評価してくれているところと、厳しい言葉とを投げかけられて。まぁでも、アウクスブルクはそれすらなかったので、見てくれているなっていうのは感じますし、何とか期待に応えていきたいなとは思いましたね」

-試合後のチームメートはゴールについてなんと?

 「『おめでとう』みたいな感じでしたね。初めてのゴールやし、(自分が来てから)初めての勝利だったので、すごい『おめでとう』って言ってくれましたし。まぁ1週間くらいですけど、良い選手、良い人たちが多い気がしますね。それは1部だからか、2部だからかなのか分からないですけど、本当に支えになってくれるような選手が多い気がします」

-「厳しい言葉」というのは、「お前何してるんだ」みたいな? 

 「ホンマ、そうすね。『なんでお前より能力の高くない選手がアウクスブルクで試合に出て、お前は出れてないんだ』みたいなことを、結構言われましたね。20分くらい。20分ずっとじゃないですよ。監督とも昨日直接話しましたけど、ペーターからはそういう感じで。完全に尻を叩かれた感じですね」