FW岡崎慎司が2ゴールを決めるなど全得点に絡む大活躍を見せて今季初のフル出場を果たし、レスターがアウェーでDF吉田麻也が所属するサウサンプトンに4-1で快勝した。

 3試合ぶりに先発に名を連ねた岡崎は前半11分、雨でスリッピーなピッチに足を取られながらも右サイドでルーズボールに追い付き、MFマレズにパスをつないだ。受けたマレズも滑ったが立ち上がってドリブルでスルスルと中央へ持ち込み、強烈なグラウンダーの左足シュートをゴール右に突き刺した。ほぼマレズの個人技での突破とはいえ、先制点をお膳立てし気をよくした岡崎は同32分、マレズのサインプレーでの右CKからDFフクスのボレーシュートが相手GKにはじかれたこぼれ球を、ゴール前で素早く右足アウトで押し込んで今季5得点目を決めてリードを広げた。

 さらに前半38分、右サイドからのマレズのFKからDFマグワイアがペナルティーエリア右からグラウンダーのクロス。これにニアへ岡崎が飛び込んでつぶれ、ファーへ流れたボールをMFキングが難なく流し込んでレスターは3点目を奪った。

 圧巻は、吉田の今季2得点目で3-1とされた後半24分。マレズが中盤で相手サイドチェンジのパスミスをカット。右サイドのスペースへ送り、そこへ走り込んだFWバーディーがクロス。これに岡崎がニアへ猛然と走り込み吉田の前に回り込んで右足を合わせ、勝負を決定付ける4点目を奪った。前節9日のニューカッスル戦でも途中出場で流血しながらも決勝のオウンゴールを誘発しており、2試合連続して勝利に貢献した。

 4連勝のレスターは7勝5分け5敗の勝ち点26で8位。