FW浅野拓磨が所属するシュツットガルトは、ホームで首位バイエルン・ミュンヘンに0-1で敗れた。

 後半34分にFWミュラーに左足で決められて先制を許し、0-1の同36分に浅野を投入。浅野は同43分にセットプレーからのこぼれ球を右足シュートも枠を大きく外した。同ロスタイムにはPKを獲得したが、FWアコロの右足キックは相手GKウルライヒの好セーブに阻まれ、試合終了となった。

 ポーランド代表のFWレバンドフスキはこの日も抜群のキープ力で存在感を見せた。中盤に引いてボールを受けると、3、4人相手でもボールを失わずに味方へつなぐ。サイドのスペースにも積極的に抜け出しチャンスメーク。シュートチャンスもあったが、この日は味方からのサポートも少なく、得点はなかった。

 コロンビア代表のMFロドリゲスは右インサイドハーフでスタメン。この日は相手の密着マークに苦しみ、いい形でボールを持つ機会が少なかった。好タイミングのスルーパスでチャンス目0区もしたが、全体的に不用意にボールを失うシーンも多かく、後半ロスタイムの相手GKとの1対1も決めることはできなかった。

 浅野は「シュートしか考えてなかったですし、とにかくミートを考えて。どこも狙わずに強い球で打とうということしか考えずに振りぬきましたけど。まあ上行っちゃったんで、あそこも抑えられる技術だったり、最悪枠に飛ばすだけのクオリティーは必要だなと思います」と反省した。

 W杯で対戦するレバンドフスキについては「プレーの中の落ち着きはすごい持ってるなっていうのは感じました。自信から来るものであったりとか、今までの積み上げてきたものがあるから、そういうプレーができると思う。前線で落ち着いてボールを受けて、あわてて前に行くんじゃなくて、1回受けてまたはたいて、出ていったりとか。そういうところは、自分も勉強しないといけないところだと思ってます。真似しようっていっても、レバンドフスキほどのフィジカルもないですし、難しい部分ではあるとは思いますけど、真似できるところはあると思うので、見習うべきところは、きょうはいっぱいありました」と素直にすごさを認めた。

 4連敗のシュツットガルトは5勝2分け10敗の勝ち点17で14位。4連勝のBミュンヘンは13勝2分け2敗の勝ち点41で2位シャルケとは11差。