ハンブルガーSVの日本代表DF酒井高徳(26)が17日、ブンデスリーガの中断期間のため、羽田空港着の航空機で帰国した。

 今季はリーグ戦17試合中13試合に出場しているが、チームは17位と降格圏に低迷。本職のサイドバックではないボランチでの起用も多く「そんなに簡単にポジションを変えてやれるレベルのリーグではないので、固定してほしいなという葛藤(かっとう)は、自分の中では強い」と悩みも打ち明けた。

 国内組で臨んだ東アジアE-1選手権も、最初の2試合は見ており「向上心や闘争心を出してやっている選手が多かった」。1-4と大敗した韓国戦は見ることはできなかったが、これについては「僕から言える率直な感想としては、出ていた選手が1番悔しいと思う」と思いやった。

 来年はW杯イヤー。「日本代表での現在地を考えたら、自分にはチャレンジすることしかない」と意気込み、つかの間の中断期間については「休み自体短く、トレーニングを含めたら、あまり休める期間もない。まずは家族との時間を使いたいし、目に見えない疲れがあると思うので、頭をリフレッシュしたい」と話した。