リバプールDFビルヒル・ファンダイク(26)がユニホームに名字を記載していないのは父親との確執があるからだと、14日の英紙サンが報じた。母親ヘレンさんのもとを去った父親ロンさんに対して12歳から激しい怒りを持っているという。そのためユニホームの背中には「VIRGIL」というファーストネームを入れているとファンダイクの母親の兄弟が明かした。

 同選手の叔父にあたるスティーブンさん(40)は「ビルヒルは浮き沈みのあった家族の中でとてもうまくやっていた。彼の父親は妻と3人の子供を残して去っていった。それが許しがたい出来事として残っている。父親は大事な局面でいつもいてくれなかった。母親がすべての物語の主人公だよ。理由なしに父親の名字を外したユニホームを着ているわけではない。自分がどう感じているかと表現しているんだ」と説明した。

 大きな移籍金が動いたサウサンプトンからリバプールへの移籍後も確執は続いているようだ。「父親はどれほど息子のことを誇りに思っているかというメッセージをソーシャルメディアに投稿したんだ。でも弟ヨルダンが、そんなことを言う権利はないと返信していた」とスティーブンさんは続けた。