デュッセルドルフMF宇佐美貴史がアウェーでのレーゲンスブルク戦で2試合連続ゴールを決めるなど1ゴール1アシストと活躍したが、チームはまさかの逆転負けを喫した。

 11月27日のドレスデン戦以来9試合ぶりにスタメン出場を果たした宇佐美は右サイドに入り、1-0とリードした前半13分、右サイドからピンポイントのクロス。これが相手GKの頭上を越え、ファーに走り込んだFWラマンにピタリと合い、チーム2点目をアシスト。その2分後には自陣で相手ボールを奪ったカウンターからのMFノイハウスの縦パスに走り込み、相手DFをかわしてペナルティーエリアに進入し、飛び出してきた相手GKの頭上を越える右足のループシュートを決めた。前節のフュルト戦に続くゴールで今季4得点目。同31分にもフリーでの決定機を迎えたが、左足シュートは相手GKの好守に阻まれた。

 3-0と序盤で大きくリードしたデュッセルドルフだが、その後は失速。前半のうちに2点を返され、後半15分にはPKを献上して同点に追いつかれた。さらに同20分、センターサークル内からのFKがゴール前へ走り込んだFWアダムヤンにつながり決勝点を奪われた。

 FW原口元気はベンチ入りしなかった。

 フンケル監督は「非常に激しい試合だったが、個人的には違う結果となることを望んでいた。しかし私も長い年月サッカー界に身を置いているので、今日のレーゲンスブルクのように「気持ちを入れてチーム全員が戦えばサッカーではすべてのことが可能となる」ということを分かっている。もし守備の面でミスを犯してしまえば、3-0から3-4になることも、まったく不思議なことではない。我々は今日の試合をしっかりと批判的な見方で分析しなければならない」とコメントした。

 3試合勝ち星のない2位デュッセルドルフは13勝5分け6敗の勝ち点44で、首位奪回に失敗した。