第2戦が行われ、MF南野拓実が所属するザルツブルク(オーストリア)は延長戦の末、2戦合計2-3で敗れた。南野は後半39分から出場したが無得点に終わった。

 第1戦のアウェーを0-2で落としたザルツブルクだったが、後半8分にMFハイダラが3人抜きのドリブルで突破し、相手DF2人の間を右足トーキックで抜くシュートを決めて1点差に迫り、同20分にはMFシュラーガーのシュートが相手DFサルのオウンゴールを誘ってついに2戦合計2-2の振りだしに戻し、延長戦へともつれ込んだ。

 延長前半9分に右CKをDFチェレタツァルがフリーでヘディングシュートも相手GKの好セーブに阻まれ、同12分には南野の突破からFWダブールが左足シュートを放ったが、惜しくも枠を外し、得点が奪えないまま迎えた延長後半11分、CKからDFロランドに勝ち越し点を奪われた。

 ザルツブルクは、96年のカップウイナーズ杯でパリサンジェルマンを破って優勝したラピッド・ウィーン以来のオーストリア勢による欧州制覇を目指したが、ついに力尽きた。