9日に、日本代表MF原口元気(27)とFW浅野拓磨(24)が所属する最下位の18位ハノーバーと、FW久保裕也(25)が所属する17位ニュルンベルクが、1部残留生き残りをかけて激突する。

ホームで戦うハノーバーは今季2勝5分け13敗で最下位に沈んでいる。昨年11月9日ウォルフスブルクに2-1で勝って以来、4連敗中を含む9試合勝利なし(2分け7敗)。今季の2勝はホーム戦だが、現在5連敗中。2勝1分け7敗と、10試合で勝ち点7しか獲得できていない。

アウェーのニュルンベルクも、2勝6分け12敗で、ハノーバーと勝ち点差1と最下位が目と鼻の先と厳しい状況だ。今季2勝はすべて9月に挙げたもので、現在14試合勝利なし(4分け10敗)と大苦戦。とりわけ、アウェーは未勝利。現在4連敗中で、9試合2分け7敗。最後に勝利したのは昨季2月16日アウクスブルク戦で、約1年間勝利がない(その間、2分け13敗)。

独紙ビルトによると、両チームとも1部残留も厳しい状況だが、チケットは。ここまで3万4000席と、飛ぶように売れているという。

ハノーバーのドル監督は「今週のトレーニングにはとても満足している。全員が熱くなっているのを感じた。選手はやるべきことを、しっかりと受け止めてくれた。これまで以上にプレースピードが上がるだろう。気持ちの入ったプレーが増えている。この試合にみんなが燃えている。不安は全くない。とてもポジティブにみている」と気合十分に話した。

残り14試合に迫っている中、この試合の重要性を感じているものの、すべてが決まるわけではないという。「この試合は(1部残留へ向けて)ラストマッチの性質を持っている。とはいえ、その後まだ13試合の試合があることを忘れてはいけない」とコメントした。

一方で同紙は「もし、次の試合で勝てなければ、残されているのは13試合のお別れ試合だ」と、2部降格に直結する試合だと報じた。