本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)が実質的な監督として率いるU-22カンボジア代表が、同韓国代表に1-6で敗れ、1次リーグ2連敗で敗退が決まった。

拠点のオーストラリアから、国際Aマッチウイークを利用し、カンボジア入りし、いつものサスペンダー姿で指揮した本田監督の采配も実らなかった。

今大会は20年東京五輪のアジア最終予選を兼ねる来年のU-23アジア選手権本大会の予選として行われている。

この結果、本田がA代表とともに兼任で率いるカンボジア代表の東京五輪出場の可能性が消滅した。カンボジアの監督として、本田が東京五輪で日本に凱旋(がいせん)する姿を見ることはできなくなった。

カンボジアのH組はオーストラリア、韓国がいる死の組。カンボジアは台湾との最終戦を残すが、2連敗のカンボジア、台湾の敗退が決まった。

本田は日本の年齢制限外のオーバーエージ枠での東京五輪出場&金メダル獲得をぶち上げ、W杯ロシア大会後の現役続行を決めた経緯がある。

監督としての出場は消滅したが、同じ兼任で一国の代表監督を務める森保一監督を振り向かせ、選手として東京五輪を目指すことに変わりはない。